水槻かるらの乱読

かるらが来たりて記事を書く

『暗闇の中で子供』舞城王太郎

デビュー作「煙か土か食い物」の続編であるということを知らずに読み始めてしまったので、またあの暴力一家が出てきた時は驚いた。というか、超うれしかった笑

 

彼の文章は読点が少なくて、区切りが少ないからとにかくスラスラ読める。なんというか、液体を一気飲みする感覚に近いかも。人によってはあの文体が苦手だろうけど、僕は大好き。

 

それと、僕は「本を読んで吐き気を催す」という経験を久々にした。

初めて本を読んで本気で吐き気を催したのは、甲田学人の『断章のグリム』、それから鎌池和馬の『新約とある魔術の禁書目録4』、それから小林泰三の…この話はいいや笑

でも今回はとにかくレヴェルが違った。言わずもがな二郎の暴力描写なんだけど、あの犬のち〇ぽのシーン、ほんと最悪。おかげで僕はその日、ずっとなにかが喉につっかかってるような感覚が抜けなかったし、直前にファミマで買った午後の紅茶ミルクティーを飲むのも不快だった。

 

この作品、どうやら文庫化されてないらしい。そりゃそうだ、人に勧められないもん!

僕はこの作品が大好きで、僕のなかでは「煙か土か食い物」に続き120点だけど…

回収されない伏線とか、唐突に挟まれる趣味の悪い絵とか、もう作品そのものが暴力!

暴力暴力また暴力!すごい、とにかくすごい。それしか言えない作品でした。

全ての終わり、一つの始まり

あー、あー、てすてす。かるらです。

 

ここでは主に読んだ本の感想を書いてきます。

3冊に1冊くらいは「長門有希の100冊」からのピックアップかも。

ほんとは誰にも見られない個人ブログでひっそりとやっていきたかったんだけど、サーバーの維持費がどうこうとかめんどくさい。

 

以下、自己紹介。

 

19歳。水瀬伊織P。幼少期は鬼太郎とウルトラマン漬けで育つ。

読書を始めたきっかけは…まあ普通に元から読む側の人間だったけど、趣味のひとつに読書があるといことを意識し始めたのはつい一年前。一年前です!

中高生の時は毎日ラノベを持っていって読んでました。好きな作品はフルメタ禁書目録ハルヒなど。崇拝しているのは灼眼のシャナです。みんなもシャナ読みましょう。

 

以上。